正直こっちが助けてほしい


身内に一人、友人に一人、うつ病がいます
家を出て久しいこともあり、身内の話は随分とたってから聞いたので
どれだけひどかったのかはよく知らない。
まだ病院には通っているけれど、今では少しずつ仕事にも行けるようになり
快方に向かっているようでこちらはまあ一安心といったところ。


しかし友人の方はまだなりたてほやほや。2ヶ月くらい。こちらはとにかくすごい。
毎日津波のように押し寄せる、自分語り満載の手紙・メール・日記。
よくもこんだけ毎日毎日書くことがあるなと思うほど。
うつでもこんなにアクティブな人いるんだ、という感じです


そう書くととてもいいことのように見えるけど、
もちろん実際はそんなことはなく、かなり負担になってきてます
よくまわりの人が精神的に病んでしまうという話を聞くけれど
こういうことなんだ、と身をもって体感しています


どれだけでも話を聞くよ、と言ったのは自分だけれど
うつ病というものをよく理解できていなかった。おそらく今も。
全てに返事をしなくてもいいという約束なので、
めったに返信はしないけれどそれはそれでまた気が重い。


日々押し寄せる自分語りを眺めながら、心にたちこめるもやもやを分析したら
うつって中二病と似てるな・・と思うようになりました
いわゆる中二病って、私の中の解釈では何かのキャラになりきって
非日常な雰囲気出しちゃってる自分カコイイ!みたいな感じなのですが
「キャラになりきる」みたいな要素を取り除けば全く同じです。
少なくともその友人に関しては。
「薬が切れるから早朝に覚醒する」とか普通に何度も言っちゃったり
日記の題名が「たすけて」とか。(内容はなし)
え?つっこみ待ち?と思ってしまう。


たぶん自己顕示欲がものすごく強いんだろうな。あと、プライドも高い。
普段はそんなところ微塵も見せないけれど。
休職して世間から隔離された今の自分の状態を必死で弁護してるように見える。


そんな突き放したような考え方をするなんて、自分は冷たい人間かもしれない。
だけどそれくらい客観的に考えないと、こっちまでまいってしまう。
迷うことなく私のことを信じて全力で頼ってくる友人の気持ちは嬉しいけれど
一緒に沈んでしまっては元も子もない。
適度に距離を置いて少しずつ一緒に歩いていこうと思います。